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地域振興戦略研究所 第3回調査研究発表会を開催

東日本国際大学・地域振興戦略研究所は7月24日、本学1号館で第3回調査研究発表会を開催しました。一般の聴講者も参加し、いわき地域の振興に関する多彩なアプローチに耳を傾けました。

学校法人昌平黌の緑川理事長があいさつをした後、同研究所の吉村作治所長をコーディネーターに5つのテーマで発表が行われました。

吉村所長は最後に、「今回の調査結果を今後どう具体的に社会に還元していくかという次のステップへ向けて歩みを進めていきたい」と述べました。

テーマと発表者は次の通りです。

 

・東日本国際大学 山田紀浩教授、同坂本旬講師

「いわき物産の風評被害克服のための販売ルート開拓についての調査~熊本県水俣市の事例を参考に~」

・東日本国際大学エジプト考古学研究所 山下弘訓客員准教授

「文化がいわきとその周辺地域振興策としてどのような形でかかわることができるのかの研究~古代エジプトWEB博物館~」

・東日本国際大学 三重野徹教授

「いわき市の高校卒業世代の人口流出の調査研究~若者世代を惹きつける誘因は何か~」

・地域振興戦略研究所 田部康喜副所長

「いわき地域における中小・小規模企業の起業と第二創業~震災地における「利他的」動機の側面~」

 

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FD・SD研修会を開催

東日本国際大学は7月25日、本学で「平成30年度 第3回FD・第3回SD研修会」を開催しました。本学教職員で組織されたFD・SD委員会、AP事業推進室、総合企画部が中心となって行い、教職員が参加しました。

研修会のテーマは「本学のディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)」。東日本国際大学のディプロマ・ポリシー改変案をもとに「本学がどのような学生を育てていくのか」を経済経営学部、健康福祉学部に分かれてディスカッションし、それぞれのディプロマ・ポリシー見直しを教職員一体となって行いました。

卒業生アンケートや卒業生追跡調査、卒業生を受入れていただいている地域の企業からのコメントなどを参考にし、本学の教育の成果を卒業生たちがどのように生かしているのか、彼ら・彼女らが羽ばたくために、私たちの教育の何をもっと充実させるべきなのか、議論を深めました。

 

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いわきハタチ酒プロジェクト

酒造り体験を通じて二十歳の若者に日本酒文化に親しんでもらおうと企画された「いわきハタチ酒プロジェクト」。いわき市内の酒販店10店で組織した実行委員会が主催し、米作りから取り組みます。5月27日には、田植え作業が市内の水田で行われました。

これには、本学学生を含めた市内の大学生約20人が参加。酒造好適米「夢の香」の苗を植えました。

参加した学生は「泥の中に入るのは抵抗がありましたが、始めてみると楽しくて、あっという間に時間が過ぎていました」と話しました。

9月下旬に稲刈りを行い、来年1月には太平桜酒造(常磐下湯長谷町)で仕込みを体験。2月下旬に新酒のお披露目となる予定です。

 

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【健康福祉学部】最新介護支援ロボット安全講習を開催

東日本国際大学健康福祉学部は6月6日(水)、最新介護支援ロボットの安全講習を授業の一環で行いました。

同講習には、ふくしま医療機器産業推進機構職員、イノフィス社員、サイバーダイン社員を講師に招きました。「腰補助用マッスルスーツR新型スタンドアローン」と「HALR介護支援用腰タイプ」の2種類の介護支援ロボットの特徴や開発の経緯についてレクチャーを受け、その後実際に装着しての演習を行いました。

個人の筋力の差によりそれぞれのアシストが違うことも実感でき、体験した学生は「介護の近未来気分が味わえた」、「これなら腰痛を予防しながら、介護福祉士を続けることができそう」などの感想を述べ、楽しく学んでいました。

今年度は、福島県からの介護支援ロボットの貸与があり、通常の介護演習でもロボットを使っての介護支援について学ぶ予定です。

 

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いわき市議会と学生の意見交換会

いわき市議会市民生活常任委員会による議会報告会が5月30日、本学で開かれ、経済経営学部1年生41名が市議会議員らとの意見交換を行いました。

いわき市議会では、市政に関する意思決定について、議会としての説明責任を果たすため、また開かれた議会を実現するため、平成27年度から議会報告会を開催しています。ここでは、常任委員会が中心となり、議員と参加者との意見交換がワークショップ形式で行われます。

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今回は、市民生活の向上のために、どうすれば男女の出会いを創出できるかをテーマに、本学学生と市議会議員が同じグループとなり、自由闊達に意見を交換しました。模造紙に意見を書き込んだ付箋紙を貼っていくスタイルで、「批判はしない」「どんなアイデアも歓迎する」「質より量」「人の意見に付け足して発想を広げる」がルール。それぞれのアイデアに、効果の高さや実行のしやすさ、新しさなどの観点で投票し、グループの意見をまとめました。

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「シェアハウスをつくる」「SNSで趣味の合う人とマッチングさせる」など今どきのアイデアや「給付金つきの祭りイベント」「未成年からコミュニケーション能力育成を学校で行う」など多くの自由な意見が出されました。

 

 

福島県警察機動隊に出前講座

東日本国際大学の吉村作治学長が5月22日、福島県警察機動隊の皆さんを対象に出前講座を福島市の同機動隊会議室で行いました。これは、本学の卒業生インタビューの取材がきっかけとなり、機動隊からの依頼を応えたものです。

吉村学長は、「若手警察官(機動隊員)が誇りと使命感を持って仕事に望めるように」との熱意溢れる要望を受け、「エジプト発掘50年 夢を実現するためには」をテーマに講演。エジプト考古学界の第一線を走り続けてきた足跡を紹介し、陰に陽に県民を支える一人ひとりに熱い期待を寄せました。

「子どもの頃から大のエジプトファンでした」と吉村学長の著書を持参した隊員もいて、感激の輪が広がりました。

講演後の記念撮影では、吉村学長のテレビCMでおなじみの「共に学ぼう!」ポーズでカメラに収まりました。

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【軽音楽部】タイ研修団とコラボ

タイ青少年日本語研修団と軽音楽部のライブイベントが4月25日、いわき海浜自然の家で開かれました。

東日本国際大学を拠点に日本語学習などを行っていたタイ研修団の皆さんに、日本での滞在をより楽しんでもらおうと企画されました。

軽音楽部による迫力ある演奏に会場は大盛り上がり。音に合わせて体を動かし、参加者全体が喜びに弾けました。

終盤には軽音楽部の演奏でタイ研修生たちが歌を披露し、国境を越えて友情を結ぶ交流となりました。

 

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太平洋島サミット認定事業 一般公開特別セミナーを開催

「第8回太平洋・島サミット(PALM8)」の認定事業である一般公開特別セミナー「太平洋島嶼国と海洋政策」が5月18日、本学4号館で開催されました。

同サミットは、太平洋島嶼国が直面する諸問題に対する意見交換を行い、日本と太平洋島嶼国のパートナーシップを強化する目的で、3年に1度開催される首脳会議です。今年は、5月18・19の両日、いわき市内で行われました。

一般公開特別セミナーは本学経済経営学部「地域課題解決学」の講座の一部として開かれ、一般の聴講者も参加しました。

登壇した笹川平和財団海洋政策研究所・小林正典主任研究員は、「太平洋島嶼国と海洋政策―SDG14を巡る課題と展望」をテーマに講義。「太平洋の多くの小島嶼開発途上国は国土面積が狭く大陸との地理的な繋がりが弱いが、広大な領海を管理している現状がある」と課題を指摘した上で「小島嶼開発途上国は、太平洋で私たち日本と繋がっている。海洋汚染問題なども含め、遠い海の向こうの問題ではなく、私たち日本の問題でもあるということを考えてほしい」と訴えました。

 

※SDG14は、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の中で、海洋、海洋資源の保全と持続可能な利用について定められた指標。

 

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福島県事業でペルーより留学

福島県では中南米在住の県内出身者の子弟のうちから優秀な人材を福島県内に留学生として受け入れる事業を行っています。これは、国際親善及び文化交流への寄与、県の復興状況や県の魅力に対する理解の拡大・深化、帰国後の情報発信などを目的としているものです。17年ぶりに再開された事業で選抜されたサト・タカハシ・ダビッド・アンデレスさん(ペルー出身)が今年度本学に入学しました。

5月11日には、福島県庁職員が本学・吉村作治学長へあいさつに訪れました。吉村学長は「今後、よりペルーからの留学生に来ていただけるよう、大学として教職員一同、留学生をサポートし、充実した学生生活を送れるよう努めてまいります」と話しました。

 

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右から3人目がアンデレスさん

 

 

震災後初の神輿担ぎ手に

大國魂神社神輿渡御(とぎょ)祭が5月4日、豊間海岸で行われ、東日本国際大学柔道部学生10名が神輿の担ぎ手として活躍しました。

この祭りは、平成8年に発足した大國魂神社神輿保存会豊間海友会が中心となり、地域の活性化、住民の親睦を深める取り組みとして行なわれていました。ところが、平成23年の東日本大震災で、豊間地域は大きな被害を受け、祭りの継続が困難な状況になりました。震災から7年が経った現在、海岸の整備も進み、少しずつ住民の戻ってきていることから伝統の祭りを復活させて以前の賑わいを取り戻そうと再開の運びとなりました。

学生たちは慣れないながらも、威勢よく掛け声をあげながら、柔道で鍛えた体で神輿を担ぎました。

豊間海友会の鈴木利明会長は、「若い世代の担ぎ手が減っている中、学生たちに参加していただけることは大変心強く感じます。今後もぜひ地域活性化の一翼を担ってほしい」と期待と感謝を語りました。

 

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